津軽弁は青森県の津軽地方で使われている方言です。
津軽弁の特徴として、短い・濁音・鼻濁音(2文字の中間発音)などがあります。
例えば、「どさ?」「ゆさ!」これは「どこへ行くの?」「お風呂に行くの!」の略。
『ゆさ!』の”ゆ”は 「湯」のこと。
寒い地方なので、できるだけ短い言葉ですましたいからという説もあるそうです。
そう考えると、長ったらしい言葉で交わしている時間を、少しでも短くしたいという気持ちがわかりますね…。
津軽弁は青森県の方言ではありますが、津軽弁だけでなく、南部地方の「南部弁」、下北半島で話されている「下北弁」と、エリアで大きく3つに分けられます。
YouTube動画等で本場の津軽弁のみの会話を聞いてみましたが、何を話しているのか、初めて聞く方にしたら…
字幕を付けてくれないと解読できないほど難しかったです。
今回では、津軽弁の中でも気になる用語とカジュアルに使用できる簡単なあいさつの津軽弁を一部ご紹介します!
①上顎のことを ”あげる” という
標準語では「〇〇が上顎にひっついた」ということを
『あげたにひっついた~』
といいます。
食べ物が口の中の上側、つまり上顎の方を舌でなんとかひっついたものをとるときありますよね。
赤く囲っている部分が上顎、青く囲っている部分が下顎です。
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②冷たいことを ” しゃっこい “ という
標準語では「冷たい食べ物食べたいね~」
というところ、
『しゃっこい食べ物食べたいね~』 といいます。
標準語「冷た~い!」
津軽弁『しゃっけぇ~!』
” しゃっこい ” という言葉が冷たいの最上級と語る方もいます(笑)
夏に冷たいものを食べているときには、この言葉をよく利用されているということになりますね!
③ちょっと,少し を ” わんつか “ という
標準語「ちょっと待って」
津軽弁『わんつか待って』
といいます。
今どきの若い方もすぐに覚えて使えそうな言葉です。
④可愛いを ” めごい “ という
標準語「この犬可愛いー!」
津軽弁『この犬め-ごい!」といいます。
独特な言い方で面白いですね!
⑤どうなの、それ!?を→ ” どんだんず ” という
標準語「それ、なにそれ!?」「なんなの!?」
➡津軽弁『どんだんず!?』
標準語「あんた、今日5回も噛んだけどどうしたの!?」
➡津軽弁『おめぇ、今日5回も噛んでたべ、どんだんず!?』
フレーズがシンプルで使いやすいかなという印象。
覚えてしまうと、青森県出身ではなくても使用しやすい言葉ですね。
⑥恥ずかしい を ” めぐせー “ という
標準語「この格好恥ずかしい…」「恥かいたなぁ」
➡津軽弁『この格好めぐせー…』『めぐせーなぁ』
となります。
言葉は男性が利用している感じがして、初めて聞く方にすると新鮮な言葉です。
女性もこのように言いまわしているので驚きですよね。
親しい友人や知り合いになど、カジュアルなあいさつで使用するときの用語
・標準語「おはようございます」➡津軽弁『おはよごす』
・標準語「バイバ~イ!」「またね~」➡津軽弁『へばな~!』
・標準語「ありがとう!」➡津軽弁『ありがとごす!』
・標準語「ごめんね…」➡津軽弁『すげね!まんずすげね!』
・標準語「頑張ってね!」➡津軽弁『けっぱれ!』
全部の用語を津軽弁にしてみると新鮮過ぎて…
青森県の津軽弁、実際に土地へ行って聞いてみるのもありかもしれません(笑)
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